日本の子どもの自殺予防を推進するために、子どもたちに多く関わる教職員を含む関係者にとって分かり易い主観的健康観(感)を把握するためのツール(「からだのお天気」と「こころのお天気」シート)を開発し、小・中学校及び高等学校の児童生徒6,421名を対象に、主観的健康観(感)の実態把握をした。その結果、小学生より中学生、中学生より高校生が低いことが明らかとなった。また抑うつや子どもの日常生活との関連も見出された。子どもの主観的健康観(感)を高めるためには、コミュニケーションを中心にした介入の必要性が示されたが、実施時期や期間及び内容の精選の必要性が示された。
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