読むことにおける理解の深化に資する効果的な教育評価法の開発を目指して進めてきた本研究において、以下のことを明らかにした。 (1)継続的な形成的評価と効果的なフィードバックが学習者を読むことへと誘ううえで、また更なる読むことを促すうえで重要であること、(2)効果的な読むことの教育評価を実現する上で教師の見取りの力と、教師と学習者による対話の場が必要であること、(3)効果的なフィードバックとして、「指示する」「方向づけ直す」「質問する」「称賛する」「少し言葉を示して発言を促す」等の言葉がけが想定されること、(4)多様な機能をもった言葉がけを、学習者一人ひとりに応じて適時適切に行うことが重要であること
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