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2020 年度 研究成果報告書

生活基盤型保育における協働志向性の育ちに関する質的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K20972
補助金の研究課題番号 18H05780 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関有明教育芸術短期大学

研究代表者

菊地 大介  有明教育芸術短期大学, 子ども教育学科, 准教授(移行) (10824120)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2021-03-31
キーワード協働志向性 / 生活基盤型保育 / 民主主義 / 寄り合い行動 / 保育所保育指針
研究成果の概要

今回の調査からやらせではない生活の環境が協働志向性を高め、その行為を呼び起こす様子が観察された。そこから導き出される保育の在りかたと専門性は、民主主義的な価値観の定着と、それに基づく保育の展開である。
保育者の持つ価値観は日々の保育に反映されるが、それは個人の自由と尊重、誰もが平等であること、弱者や傷つきやすい者との連帯といった姿勢である。このような民主主義的な価値観は、全ての保育所が依拠する保育所保育指針にも反映されている。
これからに求められる保育の質の向上の為には保育所保育指針を見直し、その民主主義的な価値観に準拠した生活を基盤とした保育を作っていくことが求められる。

自由記述の分野

保育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

民主的な社会を形成するために求められる豊かな人間形成の重要性を、保育における協働志向性の育ちとの繋がりから考察したことが当研究の特徴である。保育実践の中から明らかになったことは、民主主義的な価値観は保育の質向上に資するものであり、全ての保育所が準拠する保育指針の内容に示さているものである。特殊な保育環境や専門性を要するものではなく、保育指針の示す当たり前の保育を丁寧に実践することで、質的な向上を果たすことが可能である。
これからの保育の質的向上を考える時、今一度保育指針を読み解き、改めてその民主主義的な価値観に根差した普遍的な生活を基盤とした保育が求められる。

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公開日: 2022-01-27  

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