• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

外国人学校と地域の関係構築過程からみる共生の生成と展開に関する比較社会学的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K20988
補助金の研究課題番号 18H05796 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関椙山女学園大学 (2020-2023)
愛知淑徳大学 (2018-2019)

研究代表者

金南 咲季  椙山女学園大学, 人間関係学部, 講師 (80824979)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード外国(人)学校 / 地域 / 移民集住地区/非集住地区 / 相互変容 / 教育ネットワーク / 混合研究法 / 多重対応分析
研究成果の概要

研究期間全体を通じて、全国の外国(人)学校157校への質問紙調査(有効回答数46校、回収率29.3%)と計9校(南米系3校、中華系1校、朝鮮系1校、韓国系1校、インド系2校、英語系1校)への質的調査を実施した。その上で多重対応分析を用いて対象校が抱える教育課題や、学校と地域の関係に着目した社会空間を構築し、その特徴を質的データと関連付けて分析した。その結果、課題の多寡と社会文化的な課題/政治経済的な課題という課題の質、また、交流の多寡と交流相手・実践内容の違いに沿った分類が示唆された。また一定のサンプル数が得られたブラジル学校に特化し、交流の多寡や内実の違いの背景要因の検討も行った。

自由記述の分野

教育社会学 社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本における外国(人)学校は、学校ごとに特徴や置かれた状況が異なるが、その実態把握は大きく立ち遅れている。特に、学校と地域の関係に着目したこれまでの研究では、個別の実践事例の紹介や地域との関係構築の重要性に言及するにとどまり、より横断的な視点から全体的な傾向を探る試みや詳細な実態を把握する試みは十分に行われてこなかった。本研究はこうした課題をふまえて、エスニシティを横断して調査を実施するとともに、エスニシティ内部の差異もふまえつつ、各学校/地域によって異なる展開とその要因を分析する研究の嚆矢として、その学術的・社会的意義を有する。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi