すばる望遠鏡の超広視野カメラ(HSC)を用いて、M81など複数の近傍大型円盤銀河の広域撮像サーベイを行った。そしてM81周辺の8つの古い衛星銀河について、構造パラメータ、総光度、金属量分布と金属量分散を求めた。またM81の周辺に複数存在する若い恒星集団が、M81とM82,NGC3077の重力相互作用に誘発された星形成によって新たに誕生した恒星系である可能性が高いことを明らかにした。そして新たに2つのM81衛星銀河を発見した。 またM81と同様な近傍大型円盤銀河6つを対象にした「すばる近傍宇宙論サーベイ」計画を立案して観測時間を競争的に獲得し、そのうち4つの銀河について観測データを取得した。
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