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2019 年度 研究成果報告書

すばる望遠鏡超広視野カメラによる近傍宇宙論サーベイ

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21056
補助金の研究課題番号 18H05875 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0204:天文学、地球惑星科学およびその関連分野
研究機関国立天文台

研究代表者

岡本 桜子  国立天文台, ハワイ観測所, 助教 (80823377)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード銀河考古学 / 光赤外線天文学 / 近傍銀河 / 銀河形成 / 恒星種族
研究成果の概要

すばる望遠鏡の超広視野カメラ(HSC)を用いて、M81など複数の近傍大型円盤銀河の広域撮像サーベイを行った。そしてM81周辺の8つの古い衛星銀河について、構造パラメータ、総光度、金属量分布と金属量分散を求めた。またM81の周辺に複数存在する若い恒星集団が、M81とM82,NGC3077の重力相互作用に誘発された星形成によって新たに誕生した恒星系である可能性が高いことを明らかにした。そして新たに2つのM81衛星銀河を発見した。
またM81と同様な近傍大型円盤銀河6つを対象にした「すばる近傍宇宙論サーベイ」計画を立案して観測時間を競争的に獲得し、そのうち4つの銀河について観測データを取得した。

自由記述の分野

天文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

円盤銀河が一般的に、銀河系のように複雑で豊富な外縁部構造を持つか否か、またそれに含まれる恒星の年齢や金属量が共通なのかどうかは、銀河の進化過程における矮小銀河降着の影響を測る上で非常に重要な問題である。本研究では、銀河系やアンドロメダ銀河が含まれる局所銀河群を超えてさらに遠くの大型円盤銀河をターゲットに、すばる望遠鏡の超広視野カメラを用いることで、その銀河を構成する個々の星を捉え、非常に暗い外縁部構造と周辺の衛星銀河の性質を詳細に明らかにした。

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公開日: 2021-02-19  

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