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2019 年度 研究成果報告書

土の未利用資源を用いた成形体に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21097
補助金の研究課題番号 18H05931 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0304:建築学およびその関連分野
研究機関奈良女子大学

研究代表者

中村 航  奈良女子大学, 生活環境科学系, 助教 (50824538)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード土 / 成形体 / 非焼成 / 圧縮強度 / 寸法精度 / 廃土 / 汚泥 / 副産物
研究成果の概要

土や砂に準ずる副産物および廃棄物について、環境負荷の少ない酸化マグネシウムを加えることで、収縮率の低減、圧縮強度の向上が確認できた。
これらの結果をふまえると既報で発表した調合設計の手法、つまり土や砂に準ずる試料に含まれる微粒分(特に75μm以下の細かい粒子)の割合がわかれば、成形体としての利用にあたり、目標とする成形性(試料の状態と成形方法との関係)、収縮率、圧縮強度を実現する調合が見いだせる方法、が副産物および廃棄物に有効であることが確認できた。

自由記述の分野

建築材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

環境問題が深刻化する中、土は環境優位性が高く、これらの状況をかえる大きな可能性を有している。本研究では、成形体として建築の内外装や舗装材などの外構材への利用を想定しているが、このとき一般的な土だけでなく、副産物や廃棄物として捨てられている土や砂が生かせれば、より大きな環境負荷の低減が期待できる。
本研究の成果によって、土成形体の調合を求める際に、今まで要求性能ごとに調合を検討していた試行的な実験の手間を大幅に削減することが期待できる。その結果、試作、製品化への手間を省き、廃棄物の有効利用を促進することが可能である。

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公開日: 2021-02-19  

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