環境問題が深刻化する中、土は環境優位性が高く、これらの状況をかえる大きな可能性を有している。本研究では、成形体として建築の内外装や舗装材などの外構材への利用を想定しているが、このとき一般的な土だけでなく、副産物や廃棄物として捨てられている土や砂が生かせれば、より大きな環境負荷の低減が期待できる。 本研究の成果によって、土成形体の調合を求める際に、今まで要求性能ごとに調合を検討していた試行的な実験の手間を大幅に削減することが期待できる。その結果、試作、製品化への手間を省き、廃棄物の有効利用を促進することが可能である。
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