ヒト大腿骨頭に対するBKPは骨頭圧潰後に長期経過したものは力学的に圧潰部を整復するのは困難であり、また容易にBalloonに穴が空いて破損するため、Balloonの素材を大きく改善する必要があった。 モデルマウスにおいてはFGFR3の恒常的活性化(軟骨無形成症)により骨新性能が亢進していることに着目して大腿骨頭壊死部の骨再生に応用可能した。軟骨無形性症マウスと野生型マウスにおいて画像および組織学的評価及びマイクロCT評価を行い、大腿骨顆部内の壊死骨及び新生骨を定量化を行った。結果とし て軟骨無形成症マウスでは壊死部の圧潰が少ない傾向を認め、Tunel染色においても壊死部の再生が早い傾向を認めた。
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