研究課題
研究活動スタート支援
腎生検によって得られる腎病理組織の病理画像から得られた糸球体画像について、人工知能モデルにより病的所見を自動判定するシステムを開発した。モデルは腎臓専門医と近い程度の分類性能を示すことが確認された。また、これらのモデルを臨床医が使用し、臨床医と人工知能モデルの多数決を行ったと仮定した場合において、最終的な分類性能が向上する可能性が示された。
腎臓内科学
近年応用への取り組みが進められている人工知能技術について、医療分野、特に腎臓病診療における病理画像診断にも有用である可能性と、現在の標準的な手法におけるベンチマークが得られた。また同種のモデルを実際の臨床現場に使えうるかという観点においても評価が行われ、今後の臨床応用に向けた可能性が示された。