本研究ではダイゼインリッチイソフラボンアグリコン(DRIAs)の子宮内膜症に対する効果および作用機序の解析を行う。DRIAsはサプリメントで、副作用の報告なくホットフラッシュの症状を軽減するなど女性のヘルスケア領域で注目されている。イソフラボンはエストロゲン作用もしくは抗エストロゲン作用を持つとされているが、子宮内膜症に対しての効果は明らかではなかった。研究代表者は子宮内膜症においてDRIAsが細胞増殖を抑制することおよび抗炎症作用を持つことを明らかにした。本研究ではDRIAsの子宮内膜症に対する細胞増殖抑制効果および抗炎症作用の解析をさらに進め、新たな治療薬としての基盤を確立させる。
|