研究課題
研究活動スタート支援
この研究の目的は、腹腔鏡下がん手術中にセンチネルリンパ節(SLN)を視覚化できる新しい光学/ガンマ腹腔鏡を開発することである。このプロジェクトでは、2つの異なるモダリティ(1つはガンマカメラ、もう1つは光学イメージングシステム(蛍光+可視))を単一の腹腔鏡に統合して開発する必要がある。SLNファントムは、開発したガンマカメラを使用して明確に視覚化された。光学撮像部は、光学系の設計が終了した。今後、癌手術中のSLNマッピング用にハイブリッド光学/ガンマ腹腔鏡を開発する予定である。
医工学
本研究の研究成果の学術的意義はガンマ線と光信号を同時に検出することができる小型装置の基礎研究である。ガンマ線検出器用の電子回路の小型化とコンパクト光学レンズのためガンマ/光学ハイブリッド腹腔鏡の実現が可能である。本研究で開発された技術は腹腔鏡下がん切除の際にガンマ/光学イメージを同時に提供することでリンパ節の検出精度を改善できる可能性がある。