研究課題/領域番号 |
19K21141
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補助金の研究課題番号 |
18H05997 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0601:農芸化学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
工藤 雄大 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (60824662)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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キーワード | テトロドトキシン / 生合成 / 構造解析 / LC-MS / イモリ / 電位依存性ナトリウムチャネル / 生理活性 / グアニジン |
研究成果の概要 |
テトロドトキシン(TTX)の生合成経路の知見を得るために、新たなTTX関連化合物を探索した。有毒イモリから新規TTX類縁体としてTTXの8位エピマー(8-epiTTX)と新規環状グアニジノ化合物Cep-226Aなどを発見した。いずれもこれまで推測してきた生合成経路を支持する化学構造を有しており、陸上におけるTTXの生合成経路、シャント経路についてより知見を深めることができた。また、培養細胞を用いて8-epiTTXと他のTTX類縁体の電位依存性ナトリウムチャネル阻害活性を評価し、エクアトリアル配置の8位ヒドロキシ基が生理活性に大きく寄与することを先行研究と一致する形で示した。
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自由記述の分野 |
天然物生命化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
テトロドトキシン (TTX) は、強力な毒性と複雑な分子構造を持ち、海洋と陸上の様々な生物に分布する興味深い神経毒であり、食中毒原因物質として重要である。長年研究対象となる一方で、自然界でどのようにTTXが生産されるか(生合成経路)は未解明であり、その解明には学術的・社会的な意義がある。本研究では有毒イモリより新規化合物を複数発見し、陸上におけるTTXの生合成経路への知見を深めることができた。新規化合物の生理活性試験により、TTXと電位依存性ナトリウムチャネルとの相互作用について理解を深めることができた。
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