研究成果の概要 |
敗血症の改善因子である血小板活性化因子分解酵素(PAF-AH)をマウスにおいて誘導する免疫増強型機能性DNA(Class A CpG ODN, CpG-A)について、マウスからヒトレベルまでのPAF-AHの誘導能の有無と自由摂取による敗血症の予防効果を検証した。マウス脾臓細胞およびヒトマクロファージ(THP-1)細胞において、種々のCpG-A(CpG-A1585, CpG-A2216, CpG-A2336, CpG-AD35)の刺激によりPAF-AHの誘導効果が認められた。また、CpG-A1585の経口摂取により血清PAF-AHが増加し、一部の敗血症症状を改善することが明らかになった。
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