• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

RNAサイレンシング制御因子の同定と機能解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K21182
補助金の研究課題番号 18H06056 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0701:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

三好 啓太  国立遺伝学研究所, 遺伝メカニズム研究系, 助教 (20423395)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワードRNAサイレンシング / microRNA / RNAi / piRNA
研究成果の概要

RNAサイレンシングとは、小分子RNAによって誘導される塩基配列特異的な遺伝子発現抑制機構の総称であり、生物種間で高度に保存され、細胞内プロセスにおいて非常に重要な役割を担っている。ショウジョウバエRNAサイレンシング活性中心因子Ago1に相互作用する新規因子としてTdrd3を同定した。そこで、Tdrd3の分子機能解明のため、抗Tdrd3抗体を作成した。さらにTdrd3ノックアウト(Tdrd3 KO)ショウジョウバエを作製した。これらを用いた詳細な解析により、Tdrd3によるRNAサイレンシング制御因子としての分子機構を明らかにすることがと期待できる。

自由記述の分野

遺伝子発現制御

研究成果の学術的意義や社会的意義

RNAサイレンシングは、生物種間で高度に保存された遺伝子発現制御機構である。ヒトRNAサイレンシングの異常は、がんを含む疾患の原因として知られる。つまり、RNAサイレンシングの分子解明は、ヒト疾患の解明・治療に繋がる。昨今の研究により、RNAサイレンシングの基本的な分子機構は明らかにされた。しかし、試験管内RNAサイレンシング再構成系における活性効率は、細胞内のそれらに比べ非常に低い。このことは、未知の機能因子の関与が示唆される。本研究によるRNAサイレンシング新規関連因子の同定および機能解明は学術的な意義に留まらず、人為的な効率化およびその制御による疾患治療としての社会的意義を持つと考える。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi