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2019 年度 研究成果報告書

腸前駆細胞直接誘導法を利用したヒト成体型腸上皮オルガノイドの作製

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21192
補助金の研究課題番号 18H06069 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0702:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

三浦 静  九州大学, 生体防御医学研究所, 特任助教 (80822494)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワードダイレクトリプログラミング / 腸前駆細胞 / 腸幹細胞 / オルガノイド
研究成果の概要

申請者は、ヒト臍帯静脈内皮細胞にHNF4A、FOXA3、GATA6、CDX2の4つの転写因子を導入し、ヒト腸前駆細胞の誘導に成功している。マウスにおいてin vitroで誘導腸前駆細胞を誘導腸幹細胞へと成長させることが可能であったが、ヒト誘導腸前駆細胞はマウスと同じ条件で培養しても誘導腸幹細胞へと成長しなかった。ヒトの腸前駆細胞を採取してヒトの腸の発生過程を調べることは倫理的にも大変難しいため、ヒト誘導腸前駆細胞を腸幹細胞へと成長させる方法が確立できれば、腸の発生に関する研究にも利用可能であると考えられる。そこで、培養条件の改良や腸の発生に関連する遺伝子の追加を行い、腸幹細胞への誘導を試みた。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで、培養環境下でヒトの腸前駆細胞を維持することは可能になっているが、ヒトの腸前駆細胞から腸幹細胞へと成長させたという報告はない。これが可能になれば、ヒトの腸の発生過程をより詳細に解析することが可能になり、先天性の疾患に対する研究にも貢献できると考えられる。しかしながら、ヒトの胎児の腸を採取することは倫理的に大変難しく、研究を進めることは困難である。そのため、我々が作製したヒト誘導腸前駆細胞を用いて誘導腸幹細胞を作製できれば、発生学的にも医学的にも大きな意義があると考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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