研究課題/領域番号 |
18H06070
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
加藤 洋一 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (10815161)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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キーワード | TGF-betaシグナル / 繊毛 |
研究実績の概要 |
本研究では、TGF-βシグナルによる繊毛の長さの調節機序が分子レベルで明らかにし、更に繊毛形成時に細胞質から繊毛内へ輸送される分子群からTGF-βシグナルまたはその下流遺伝子POC1Bの機能にに依存している分子を単離する。今後これらの分子の機能を解析する事によって、POC1B遺伝子変異によって引き起こされる繊毛病の病態を理解することができ、更にはこれらの分子は繊毛病治療のターゲットなり得る可能性がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
繊毛内へ運搬される分子のうち、TGF-βシグナルまたはその下流遺伝子POC1Bの機能にに依存している分子を単離する過程で、ベイトになるGST連結タンパク質の発現が予想以上に困難出会った為に、スクリーニングが遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、TGF-βシグナルまたはPOC1Bがどのように繊毛内に分子を運搬し、繊毛形態や機能を制御しているかを精査し、また、TGF-βシグナルまたはPOC1B依存的に繊毛内に移動する分子を単離し、繊毛の形態や機能に影響を及ぼしているかを検証していく。
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