研究課題/領域番号 |
19K21214
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補助金の研究課題番号 |
18H06092 (2018)
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0704:神経科学、ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤原 昌也 早稲田大学, 重点領域研究機構, 次席研究員(研究院講師) (60823705)
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
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キーワード | 個体識別 / IntelliCage / MAPS |
研究成果の概要 |
ヒトにおいて相手が誰で、どんな役割なのかを判断する他個体識別は、他人との関係を作ること、つまり社会性に重要である。マウスも新奇個体と既知個体の識別は可能だが、ヒトのように既知個体の中で特定の個体を識別し、個々の役割を認識できるかは不明である。本研究では、相手個体の役割が変化する行動課題を用いてヒトが行っているような相手の役割を瞬時に判断し、関係性を踏まえての個体識別をマウスが実現しているのかどうかを明らかにし、他者認識の脳内メカニズム解明に貢献する。
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自由記述の分野 |
神経行動学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会性の障害やコミュニケーションの問題を主症状とする自閉スペクトラム症(ASD)の治療薬として、社会性に影響を与える化合物の臨床試験が進められている。しかし作用機序に不明な点が多く、動物実験では薬効検証のための定量的行動表現型評価技術が不十分なこともあり、創薬の壁となっている。我々の行動課題はマウスの個体識別能力を定量評価できる新たな評価技術であり、社会性脳機能を解明するだけではなく、創薬に資する定量評価技術を提示できると期待できる。
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