研究課題
研究活動スタート支援
肺炎は細菌やウイルスの感染または誤嚥によって起こる炎症性疾患である。本研究では肺炎におけるプロスタグランジンF2α(PGF2α)の機能解析及びその制御機構を解明することを目的とした。塩酸またはリポ多糖誘導性の肺炎モデルマウスを用いて、PGF2αの受容体を阻害すると、肺炎の症状が悪化することを明らかにした。
脂質生化学
肺炎の治療には、抗生物質が広く用いられているが十分な効果を示さないことも多く、依然として日本において死因の上位を占める。本研究の成果は、肺炎を制御する新たな分子標的を提供することができ肺炎に対する新たな治療法ならびに治療薬の開発につながることが期待される。