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2019 年度 研究成果報告書

がん免疫チェックポイント阻害剤の新しいバイオマーカー

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21250
補助金の研究課題番号 18H06135 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

小林 弘一  北海道大学, 医学研究院, 教授 (60817162)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード免疫チェックポイント阻害剤 / NLRC5 / MHC class I / バイオマーカー
研究成果の概要

現在のところ免疫チェックポイント阻害剤の効果は患者の一部に限られており、その有効性を事前に予測する事は現時点では極めて難しい。本研究において我々が最近発見した主要組織適合遺伝子複合体(MHC) class I発現の主要制御因子であるNLRC5の活性が免疫チェックポイント阻害剤の効果に必須である事かを検証した。免疫チェックポイント阻害剤治療(anti-CTLA、 anti-PD1)にて効果が認められた患者群とそのコントロール群において、NLRC5の発現に統計的に有意な差が得られた。これらの結果は、NLRC5が免疫チェックポイント阻害剤治療の有用なバイオマーカーとなりうる事を示す。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、NLRC5の発現が免疫チェックポイント阻害剤の効果に必要であるかを検証するために、ヒト癌患者サンプルおよび動物モデルを用いて実験解析し、免疫チェックポイント阻害剤の効果を予測するための新たなバイオマーカーを開発することが目的であった。研究の結果、NLRC5の発現度およびDNAメチル化が癌患者生存予測のためのバイオマーカーとして有用であることが分かり、今後の癌患者治療において極めて重要な発見になったことが示された。

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公開日: 2021-02-19  

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