• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

IL-26を標的とした新規癌転移制御療法の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K21278
補助金の研究課題番号 18H06169 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関順天堂大学

研究代表者

伊藤 匠  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 博士研究員 (80811835)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワードTh17 / IL-26 / 炎症性サイトカイン / 悪性黒色腫 / 癌微小環境
研究成果の概要

本研究では癌微小環境中に浸潤したCD4陽性T細胞から産生されたIL-26がSnail-1の発現誘導を介してEMT様の細胞形質転換やanoikis resistanceなどを亢進させることで癌細胞に高転移能を獲得させている可能性が示唆され、IL-26が悪性黒色腫の高転移能獲得の重要な因子であることを明らかにした。これらの結果により、IL-26を標的とした新規癌転移治療法の有用性が示唆された。

自由記述の分野

腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではヒトIL-26トランスジェニックマウスを用いた担癌モデルを作製してIL-26の機能の詳細な解明を行っており、これまで明らかにならなかった癌微小環境でのIL-26の機能を明らかにし、IL-26が癌の転移能を亢進させる新しいメカニズムを明らかにした。これにより、根治が難しい癌転移における新しい治療の開発や免疫治療法の開発に繋がることが期待される。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi