研究課題
研究活動スタート支援
日本の重症先天性心疾患の胎児心臓診断率を調査を行った。全国平均診断率は0.41で、都道府県の間で大きな地域差があった。疾患別により診断率に差があり、診断しやすい疾患と診断が難しい疾患が明らかになった。得られたデータを都道府県地図と組合わせDetection Rateの地域格差を確認できる「胎児心臓スクリーニング地図」および「パンフレット」を作成した。この研究で日本の先天性心疾患の胎児診断率は欧米に比べて低いことが判明し、今後の胎児診断スクリーニング体制の改善の必要性が示された。
胎児心臓病学
日本における先天性心疾患の胎児診断率は欧米諸国と比較すると全国的に明らかに低く、地域差が極めて大きいことが判明した。地域による胎児診断率の差が大きいことも判明した。欧米諸国では全国的な体制整備により先天性心疾患の胎児診断率向上をすすめている国も多く、本研究結果を元に日本の医療体制整備を進めていくことが周産期医療の改善につながる。