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2019 年度 研究成果報告書

血管性認知症:脳小血管病の臨床病理診断基準の確立へ向けて

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21314
補助金の研究課題番号 18H06211 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関新潟大学

研究代表者

齋藤 理恵  新潟大学, 脳研究所, 助教 (80829078)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード脳血管性認知症 / 脳小血管病 / 白質変性 / 血管変性 / 血管走行パターン / 3D蛍光イメージング
研究成果の概要

脳小血管病の代表的2疾患について,平面的空間的に詳細な解析を行い,MRIでは同じ白質脳症を呈するものの,両者の白質や血管の変性パターンが異なることを突き止めた.これは,両者の病態機序の違いを反映していると考えられ,今後の研究ターゲットを探る上で意義は大きい.また,組織透明化による立体的イメージング手法を改良させ,詳細に血管網を立体のまま観察することに成功し,これまで未知であった白質の血管走行や血管障害部位を同定することができた.

自由記述の分野

神経病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によって,変性した大脳白質と小血管を2D,3Dで詳細に解析する手法が確立した.これによって,脳小血管病の白質変性に影響する小血管変性パラメーターを同定できた.また,脳小血管病の中には,障害されやすい血管の種類が疾患ごとに異なることを明らかにした.これら病理基盤の解明によって,病因ターゲットが明確となり,より有効な治療法開発への応用が期待される.また,同時に開発された組織透明化による高解像度3Dイメージングは,今後の神経科学の発展に大きく寄与するものとして注目される.

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公開日: 2021-02-19  

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