心不全例に対し,Hybrid Assistive Limb腰タイプ(腰HAL)併用リハビリテーションにて身体機能が改善する症例の臨床的特徴を明らかにし,腰HAL併用の効果を開始時栄養学的視点から検討した。【結果】腰HALにて身体機能が改善する症例は,開始時の身体機能が低く,低栄養状態の心不全例であった。開始時にCONUT Scoreで評価した中程度~高度(5-12)の低栄養状態を呈する群では,栄養状態が正常~軽度(0-4)の群と比較し,背景因子補正後も身体機能の改善が良好であった。【まとめ】腰HAL併用リハビリテーションは,低栄養状態を呈する慢性心不全例の身体機能改善に有用である可能性がある。
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