• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

がん特異的代謝産物2-HGによるがん細胞代謝変化とがん化のメカニズムの解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K21334
補助金の研究課題番号 18H06235 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0904:生体情報内科学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

服部 鮎奈  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (60820420)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワードがん代謝 / 白血病 / アミノ酸
研究成果の概要

脳腫瘍や急性骨髄性白血病などの難治性がんに共通して見つかるIDH遺伝子変異は、オンコメタボライト2-HGを産生することでがん促進的な効果を示すと考えられる。一方で、2-HGは細胞内で働く広範な酵素に影響を及ぼすことから、IDH遺伝子変異がどのようにがんの増殖・維持に機能しているか未解明な部分が残る。本研究では、白血病細胞でがん促進的に働くアミノ基転移酵素BCAT1が2-HGにより阻害されることを発見し、2-HGの持つがん抑制的な側面を明らかにした。

自由記述の分野

腫瘍分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

難治性がんに共通して見つかるイソクエン酸脱水素酵素IDH遺伝子変異は、がん細胞特異的に変異型IDH (mutIDH)タンパク質を発現させることから、有効な治療標的である。しかし、実際のIDH阻害薬を用いた治療では再発の問題が残る。今回、2-HGの標的因子として新たにがん促進因子であるBCAT1を同定した。今後、IDH阻害薬使用時にBCAT1再活性化が引き起こされるか調べることで、再発を防ぐ治療戦略に繋がることが期待される。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi