研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子宮体癌はわが国では毎年約15,000人が罹患、約2,100人が死亡し、罹患数、死亡数ともに年々増加している。早期に診断された場合の予後は良好であるが、進行した状態で診断された場合や再発した場合の予後は不良で、化学療法に抵抗性をもつ難治性腹膜播種であるケースも多い。また、わが国の保険診療の下で子宮体癌に対して投与可能な薬剤は限られており、腹膜播種を伴う進行・再発子宮体癌に対する新規治療法の開発への需要が高まっている。本研究成果により、子宮体癌に対する新規治療法としてプラズマ活性溶液の臨床応用の可能性が拓かれた。
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