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2020 年度 研究成果報告書

てんかん関連ネットワークにおける神経活動の解析と外科的治療への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21353
補助金の研究課題番号 18H06261 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

クー ウイミン  大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (70591022)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2021-03-31
キーワード脳波fMRI同時計測 / 頭蓋内脳波 / てんかん / SEEG / 外科的治療 / てんかんネットワーク / 可視化
研究成果の概要

脳内ネットワークはてんかんの発生機序に関与し近年注目を集めている。てんかん関連ネットワークを構成する領域は局所のてんかん性放電の活動で同期され、そのうち発作起始部と一致する領域はてんかん性放電に伴う血流変化の頂点であり、てんかん関連ネットワークが治療に応用できる可能性が示されている。本研究では、脳波機能的MRI同時計測を用い、てんかん関連ネットワークを可視化し、頭蓋内脳波の情報と融合することにより、てんかん関連ネットワークを構成する領域とてんかん発作の脳内活動との関係を解明し、脳波機能的MRI同時計測で可視化されたてんかん関連ネットワークが外科的治療に対する有用性を前向き研究で検証した。

自由記述の分野

てんかん

研究成果の学術的意義や社会的意義

非侵襲的な脳波機能的MRI同時計測によって検出するのは脳内の代謝性変化(血中酸素濃度依存信号)であり、神経活動をどのように反映しているのかについて明らかにする必要がある。本研究ではこの関係を解明することにより、非侵襲的な手法による外科的治療の標的となるてんかん焦点とネットワークをより正確に検出し、新たな治療介入技法の開発につながる。
また、実際に外科的治療の計画に対する有用性は本研究によって証明された。この結果により頭蓋内電極留置など侵襲的で高価な検査が不要となれば、患者の負担だけでなく、医療経済的にも貢献できると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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