研究課題/領域番号 |
19K21359
|
補助金の研究課題番号 |
18H06267 (2018)
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 (2019) 補助金 (2018) |
審査区分 |
0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
|
研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
岡野 慎士 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (10380429)
|
研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2020-03-31
|
キーワード | 癌免疫療法 / 免疫チェックポイント阻害剤 / 癌集学的治療 / 癌抗原特異的T細胞 / 癌ゲノム不安定性 |
研究成果の概要 |
がん免疫複合療法(CCI)において、免疫チェックポイント阻害剤(IC)と現行治療の交互作用に関する知見収集が緊急的課題。マウス大腸癌接種モデルにて、CCI抗腫瘍効果機序、併用薬剤投与時期の原理原則を検討。化学療法(C)の免疫原性腫瘍細胞死と腫瘍特異的CTL(TC)誘導、続くPD-1抗体による腫瘍内IFN-g産生性CD4、CD8T細胞及びTCの劇的な上昇を確認、化学療法後にPD-1抗体を投与するタイミングが重要であった(TCの生体内抗腫瘍効果発揮のためにPD-1抗体投与必須)。Cは腫瘍細胞のみならず、骨髄由来抑制性細胞やTCを減少させた。選択的細胞死を誘導する薬剤開発が有効な新規CCIとなる。
|
自由記述の分野 |
腫瘍免疫
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫原性癌細胞死から腫瘍抗原特異的T細胞誘導及び抗腫瘍効果に至る「殺細胞治療関連がん免疫サイクル」を考慮に入れた効率の良いがん複合免疫療法の投与レジメ検討の提唱と新規がん免疫複合療法の開発の一つの標的を提案することができ、がん患者の予後改善のために本研究分野の更なる推進と応用が期待されることを示すことができた。
|