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2019 年度 研究成果報告書

口腔がん悪性化におけるRNA編集酵素ADAR1の意義解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21361
補助金の研究課題番号 18H06269 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

坂田 健一郎  北海道大学, 大学病院, 助教 (10826051)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード口腔がん / RNA編集 / ADAR
研究成果の概要

RNA編集酵素ADAR1はRNAに変異を挿入する酵素のため、タンパク質変異体を作り出す。ADAR1は炎症刺激により発現が誘導されることから、「口腔がんではRNA編集が増加し、腫瘍の悪性化を引き起こす」という仮説を立てた。
研究成果として口腔がん細胞にてADARの発現を確認した。ゴルジ体から小胞体へのタンパク質の逆輸送を担うCOPAタンパク質が腫瘍悪性化を引き起こすと考えた。COPAタンパクのRNA編集についても解析、一定の割合でRNA編集が生じることを確認した。

自由記述の分野

口腔外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

口腔がんは、進行した病態で発見されることが多く、進展症例に対する分子標的薬も限られており、新たな薬の開発が望まれている。RNA編集は、酵素反応のため可逆的かつ短時間で生じ、がん細胞の多様性や、がん細胞集団の迅速なストレス応答を説明できるため、注目を集めている。口腔がんにおける RNA編集の一役割を解明することで、新規治療薬の開発が期待される。上記を解明することにより、外科的切除により大きく失われる口腔機能(発音、咀嚼、整容性、嚥下など)を損なうことが防げると期待する。

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公開日: 2021-02-19  

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