研究成果の概要 |
ARID1AはSWI/SNFクロマチンリモデリング複合体のサブユニットの一つである。多くの悪性腫瘍で遺伝子の変異が認められ腫瘍促進的の働くとされているが、口腔癌においてどのような分子と協調して働くのかは不明のままである。 本研究では口腔癌細胞株を用いてcDNAマイクロアレイによる遺伝子の解析をおこない、ARID1Aの関連する遺伝子の候補を挙げることを目的とした。結果、2倍以上の発現があった遺伝子を6つ検出した(CXCL1, OR7E91P, FUT3, FAM222B, TGFB2, JARID2)。中でもCXCL1はRT-PCR においても発現の増加を認め、標的分子として良好な結果が得られた。
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