研究課題
研究活動スタート支援
歯周炎誘発モデルマウスに対するレスベラトロール単量体とレスベラトロール 二量体の歯周炎治癒効果の比較を行い、レスベラトロール 単量体も二量体も骨吸収抑制効果を有しているが、 レスベラトロール二量体が有意に高い作用を有することを明らかにした。さらに、レスベラトロール二量体投与群では炎症性サイトカイン IL-1ベータの発現が減少していた。
歯周病学
抗酸化物質レスベラトロールを利用した疾患の予防・治療を目的とした動物実験は数多く行われているが、そのほとんどはレスベラトロール単量体を使用したものである。本研究ではレスベラトロール二量体のより高い効果を報告することで、レスベラトロールを利用した疾患治療戦略に、新しい知見をもたらした。歯周炎の内科的な治療法開発の一歩として社会的意義があると思われる。