実験1:マウス軟骨細胞を用い、コンピューター制御下細胞伸展装置を用い過度な機械的刺激を付与すると炎症関連因子および基質分解酵素の遺伝子発現は増加し、レゾルビンD1添加により有意に抑制された。またウェスタンブロット法にてintegrin-FAKシグナルが関与している可能性が示唆された。 実験2:ラット下顎頭高負荷モデルにより炎症関連因子および基質分解酵素の遺伝子発現は増加した。しかし、レゾルビンD1およびDHAのラットへの投与はコスト的に実験中断を余儀なくされた。そのため、代替案としてex vivoの器官培養法で検討を続け遺伝子レベルでは良好な結果を得ており現在も検討を続けている。
|