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2019 年度 研究成果報告書

Rab44による破骨細胞分化制御の分子メカニズムおよび個体レベルでの機能解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21398
補助金の研究課題番号 18H06311 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関長崎大学

研究代表者

山口 優  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (50823308)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワードRab44 / 破骨細胞 / カルシウム感受性 / Rab GTPase
研究成果の概要

1.Rab44結合タンパク質の同定:Rab44過剰発現細胞を用いて、結合候補分子を2つ同定した。また、Rab44の野生型、EFハンドモチーフ欠損型はダイニンとも結合することも明らかになった。
2.Rab44のカルシウム感受性の解析:カルシウムイオノフォアであるML-SA1刺激による野生型、恒常的活性型、恒常的不活性型のRab44の局在の変化は観察されなかった。EFハンドモチーフ欠損型でもRab44の局在に変化はなかった。
3.Rab44遺伝子欠損マウスの作製および骨組織・骨代謝解析:マイクロCT解析の結果、Rab44遺伝子欠損マウスでは海綿骨の骨梁に変化が現れる傾向が認められた。

自由記述の分野

常態系口腔科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

破骨細胞は骨の吸収を行う細胞で、骨表面へリソソーム酵素やプロトンを放出するといった極性を持った小胞輸送を行う。この独特な極性小胞輸送に関する研究は、分化調節因子やシグナルの研究に焦点が当てられてきたため、あまり進んでいない。Rab44はこの小胞輸送を司る遺伝子であり、これまでに破骨細胞分化を制御することを明らかにしてきた。さらにRab44がどのような分子と相互作用するのか、またRab44が個体レベルで骨組織に影響を及ぼすことを明らかにした。小胞輸送関連因子の分子レベルでの機能解明と個体レベルでの骨形成、吸収に対する影響を明らかにすることは、骨疾患治療への新しい切り口となることが期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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