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2018 年度 実績報告書

運動の短期的効果を評価可能とする新たなバイオマーカーの確立~ミトホルミシスの応用

研究課題

研究課題/領域番号 18H06344
配分区分補助金
研究機関岡山大学

研究代表者

荻野 志穂奈  岡山大学, 医学部, 客員研究員 (70746685)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード運動 / ミトホルミシス / 酸化ストレス / バイオマーカー
研究実績の概要

健診で得られる身体活動量のデータと採血検体の抗酸化能との関係性を解析する横断研究については、共同研究先である一般財団法人淳風会健康管理センターで行う方針となった。当機関では、健康診断受診時に、受診者の日々の身体活動量を問診で評価しているので、活動高い・低いだけでなく、さらに段階的な評価が可能である。血液検体は全血と血清を十分量保存されていることから、従来の酸化ストレス関連指標や抗酸化酵素群の遺伝子発現量の測定が容易であると考えられた。人間ドッグと併用して受診している受診者も多く、CT画像での腹腔内脂肪の評価や動脈硬化の指標となる血圧脈波検査などもなされているため、これらと抗酸化能との関連も同時に解析が可能である。血液検体解析につちて、当初は凍結全血を融解した後に比重遠心分離によって単核球を分離する手法を考慮していたが、自身の血液を用いた検証実験では、融解後の全血から単核球を単離すること自体が難しく、得られるRNAの濃度も非常に低い値であったことから、全血から直接RNAを溶出する方針へ変更を検討した。融解した全血は非常に粘稠度が高いため、溶解するステップが難しかったが、数種類の候補を用いて検証したところ、最適な溶抽出液を絞り込むことができた。この手法で十分量のRNAが得られることが判明し、実際に新たな抗酸化酵素群であるSQRやCARS2について解析が可能であることも検証ができたので、これらを盛り込んだ研究計画書を作成し、2019年3月に岡山大学研究倫理委員会の承認を得た。共同研究先での倫理委員会での承認が得られ次第、研究を開始する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

岡山大学研究倫理委員会での承認は得られたが、研究実施施設である淳風会健康管理センターでの倫理委員会の開催が二か月に一回のペースであるため、承認が遅れている。

今後の研究の推進方策

淳風会健康管理センターでの承認が得られ次第、問診表の集計と血液検体の解析を行っていく。運動介入研究については、血液検体の回収が終了次第、解析を行う。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 糖尿病予防について2019

    • 著者名/発表者名
      荻野志穂奈 岡田洋右
    • 雑誌名

      日本予防医学会

      巻: - ページ: -

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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