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2019 年度 実施状況報告書

勤労世代の健康格差解消に向けた職業ごとの食生活決定因子の解明と健康教育への応用

研究課題

研究課題/領域番号 19K21438
配分区分基金
研究機関産業医科大学

研究代表者

田中 里枝  産業医科大学, 医学部, 助教 (90821637)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード予防医学 / 社会医学 / 産業医学 / 食生活 / 栄養
研究実績の概要

2019年度は、2018年度までに行った労働因子と食生活に関する先行研究のレビュー(学術雑誌掲載)、全国規模の疫学研究から得られたデータを用いた解析検討(学術雑誌掲載)、また行動医学・栄養疫学の専門書籍や産業保健の専門家への意見を踏まえ、食生活に影響を及ぼしうる職業的背景を十分に検討し、「仕事と食生活に関する研究(アンケート調査)」質問票の作成を行った。質問票の作成過程において、職種ごとに分類する(職業名で分類)のではなく、仕事の性質や特徴に着目して食生活との関連性を検討する方が職業的背景をより適切に把握することができると考え、全ての職業従事者に共通して使用できる質問票を作成する方針とした。また、食生活へ影響を及ぼし得ると考えられる社会経済的要因については、直接の質問項目は設けず、食事を選択する際に重要視していることを質問する等、より多くの人に回答頂ける可能性の高い、かつ汎用性の高い質問票を作成するように努めた。
また、事業所ごとにアンケートを実施するのではなく、健診・人間ドッグ会場において様々な職種の労働者を対象にアンケートを行う方針とした。アンケート調査実施に際して、所属機関の倫理委員会の承認を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者のその他の業務が多忙であったこととアンケート調査実施場所の選定に時間を要したことにより研究遂行に想定以上の時間を要した。また、実施場所決定後に質問票内容を含めた調査実施計画を見直し修正したため、研究の進捗状況としては当初の予定よりもやや遅れることとなった。

今後の研究の推進方策

「仕事と食生活に関するアンケート」調査を実施する。
結果は統計解析を行い、学術論文として発表する方針である。

次年度使用額が生じた理由

アンケート調査実施が当初の予定よりも遅れたため、アンケート調査で使用する備品(文具等)購入費、印刷代、粗品購入費、またアンケート実施後の研究成果発表(学会発表・論文執筆)にかかる費用は次年度使用する方針となったため。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] エコチル調査全国のデータを用いた男性における職業間の食事摂取の違いに関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      田中里枝、辻 真弓、川本俊弘
    • 学会等名
      第92回日本産業衛生学会
  • [学会発表] Variation in men’s dietary intake between occupations, based on data from The Japan Environment and Children’s Study (JECS)2019

    • 著者名/発表者名
      Rie Tanaka, Mayumi Tsuji, Toshihiro Kawamoto
    • 学会等名
      The 18th International Conference of the Pacific Basin Consortium for Environment and Health
    • 国際学会

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公開日: 2021-01-27  

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