研究課題/領域番号 |
19K21438
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研究機関 | 産業医科大学 |
研究代表者 |
田中 里枝 産業医科大学, 医学部, 助教 (90821637)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 予防医学 / 社会医学 / 産業医学 / 食生活 / 栄養 |
研究実績の概要 |
2018年度の文献レビュー、2019年度の質問票作成および倫理申請、2020年度のアンケートver1を経て、2021年度は追加調査(アンケートver2)とデータ解析を行なった。 アンケートver1について39名の回答を集計後、質問票の再検討を行い、質問内容の絞り込み、自由回答式の質問内容の追加や記述スペースを広げる等の改定を行い、アンケートver2を作成した。アンケートver2を実施し11名から回答を得た。選択式回答・自由回答式の両方を含む質問票を用い、混合研究のデザインを明確化した上でアンケートを実施し、対象者集団の背景因子を踏まえながら「労働因子と食生活の関係性」を様々な観点から検討することができた。 具体的には、アンケートver1(解析対象者35名)では、①仕事と食生活との関係の量的評価、②共変量の量的・質的検討を行なった。アンケートver2(解析対象者11名)では、①仕事と食生活についての質問項目の量的再検討、②仕事と食生活との関係の質的評価、③共変量の量的・質的検討を行なった。 これらデータ解析の結果、量的評価として、特に「通勤時間と朝食摂取」や「接客と食べる速度」について、新たな知見が得られた。また、質的評価として、「食べるものを選ぶときに重視すること」、「健康のために食生活で工夫していること」、「自身の仕事が食生活へ影響を与えていると思うか」に関しての多様性を確認することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
アンケート対象者を増やすには至らなかったが、質問票の改定により焦点を絞った評価を行うことができたため。
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今後の研究の推進方策 |
アンケートver1およびver2のそれぞれから得られたデータの解析結果を踏まえ、報告書作成や学会発表、論文化を進めていく方針である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染症流行状況下でアンケート調査実施が遅れていたため、事業期間を延長している。 当該年度まででアンケート調査のデータ解析まで終了している状況であり、今後は報告書作成および学会発表、論文執筆のための事務用消耗品を購入する予定である。
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