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2019 年度 実施状況報告書

継続的な非侵襲的ヘモグロビン測定による妊娠貧血の予防効果

研究課題

研究課題/領域番号 19K21462
配分区分基金
研究機関藤田医科大学

研究代表者

清水 三紀子  藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90402627)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード妊娠 / 貧血 / ヘモグロビン量測定 / 非侵襲的診断 / 周産期管理 / ヘモグロビン / 非侵襲的 / 経皮的
研究実績の概要

妊婦の血液濃度の特異的な相対拡散反射スペクトルの解析により、非侵襲的ヘモグロビン測定機器Pronto-7(マシモジャパン社)のヘモグロビン測定値(SpHb値)のアルゴリズム補正式を作成して、その信頼性を高めることを目的として、調査を行った。対象は愛知県内の総合施設の産科外来に定期妊婦健康診査(以下、妊婦健診)のために受診した妊婦のうち、定期採血のある妊婦とした。同意を得られた妊婦の採血時に病院検査室まで研究スタッフが同行し、検査スタッフの採血終了後にそのままの姿勢(座位)で研究スタッフがPronto-7測定を行った。定期検査で採取された血液検体の残りは、当日~2日以内に研究施設で相対拡散反射スペクトルの解析が行われた。血液ヘモグロビン値は電子カルテ閲覧より情報を得た。調査は2018年12月より開始され、2020年5月時点で対象妊婦は56名である。このうち、特異的な相対拡散反射スペクトルがみられた妊婦は26名(46.4%)であった。妊娠時期別では、妊娠初期11名(特異的な相対拡散反射スペクトル有り:4名、無し:7名)、妊娠中期14名(特異的な相対拡散反射スペクトル有り:7名、無し:7名)、妊娠後期31名(特異的な相対拡散反射スペクトル有り:15名、無し:16名)であった。血液ヘモグロビン値およびSpHb値の平均±標準偏差はそれぞれ11.5±1.08g/dl、12.1±1.50g/dlであった。新型コロナウィルス (COVID-19) の影響により、現在研究協力施設の病院でのデータ収集が中断されている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウィルス (COVID-19) の影響により、研究協力施設の病院でのデータ収集が中断されたため。

今後の研究の推進方策

新型コロナウィルス (COVID-19) の終息により、データ収集の再開目途が立ち次第、日程調整/準備を行う。データ収集再開時には、具体的な感染予防対策を取り入れていく。

次年度使用額が生じた理由

印刷用紙を購入予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Effectiveness of interventions for improving maternal anemia in pregnancy : umbrella review2020

    • 著者名/発表者名
      M.. Shimizu, N.. Suzuki, Q.. Jin, N.. Yamamoto, H.. Ito, N.. Hiramatsu, K.. Iwase, H.. Tsuzuki, and M.. Umemura
    • 学会等名
      23th East Asian Forum of Nursing Scholars
    • 国際学会

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公開日: 2021-01-27  

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