• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

継続的な非侵襲的ヘモグロビン測定による妊娠貧血の予防効果

研究課題

研究課題/領域番号 19K21462
研究機関藤田医科大学

研究代表者

清水 三紀子  藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90402627)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード妊娠 / 貧血 / ヘモグロビン / 非侵襲的 / 経皮的 / 周産期管理 / 食行動 / 予防
研究実績の概要

2020年3月にPronto7(マシモジャパン社)の販売終了となった.同じ原理で測定を行う同社のProntoを今後使用するためにその信頼性を検討した.コロナウイルス(COVID-19)の影響により,研究協力施設で妊婦を対象にデータ収集ができなかったため,梅村(課題番号:19K24180 代表)を含む共同研究者とプレコンセプションケアの視点から女子大学生を対象に調査を行った.〔方法〕①対象:愛知県内A大学の学生232名,②調査期間:2020年7月~2020年9月,③調査方法:定期健康診査の採血時に研究者がPronto測定を実施した.〔結果〕1.年齢:19.2±1.10歳,2. Prontoヘモグロビン値(=SpHb値)と血液ヘモグロビン値(=Hb値)の関連 SpHb平均値13.7±0.9g/dlは,Hb13.3±1.0g/dlより有意に高くなった(p<.000).SpHb値とHb値の相関係数はr=0.489(P<.000)であった.3. 相対拡散反射スペクトルにおける760nm波長のピークの有無による分析(ピーク有99名,無131名) 1)SpHb値:ピーク有の平均値13.6±1.0g/dlとピーク無の平均値13.7±0.8g/dlに有意差はなかった. 2)Hb値:ピーク有の平均値13.3±1.1g/dlとピーク無の平均値13.3±0.9g/dlに有意差はなかった.3)SpHb値とHb値の相関:ピーク有r=0.611(p<.000),ピーク無r=0.371と両群において相関がみられた.〔考察〕10~20代女性のProntoの信頼性は高いことが明らかとなった.ピーク有の割合(43.0%)は,本研究の令和元年度までの56名の妊婦データの46.4%とほぼ同様であり,ピークの有無は妊婦特有ではない可能性が示唆された.〔結論〕Pronto7と同様にProntoを扱うことは可能である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、研究協力施設の病院でのデータ収集が中断されたため。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルス(COVID-19)の終息により、データ収集の再開日程の目途が立ち次第、日程調整・準備を行う。データ収集再開時には、感染予防対策を徹底していく。

次年度使用額が生じた理由

印刷用紙を購入予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 経皮ヘモグロビン濃度測定装置 (特集 最新 救急医療機器総覧 2020)2020

    • 著者名/発表者名
      清水三紀子
    • 雑誌名

      救急医学

      巻: 44(7) ページ: 902-905

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi