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2022 年度 実績報告書

継続的な非侵襲的ヘモグロビン測定による妊娠貧血の予防効果

研究課題

研究課題/領域番号 19K21462
研究機関藤田医科大学

研究代表者

清水 三紀子  藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90402627)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード妊娠 / 貧血 / ヘモグロビン / 非侵襲的 / 経皮的 / 周産期管理 / 食行動 / 予防医学
研究実績の概要

【令和元年】
妊婦の血液濃度の相対拡散反射スペクトルの解析により非侵襲的ヘモグロビン測定機器Pronto-7(マシモジャパン社)のヘモグロビン測定値(SpHb 値)の信頼性を高めることを目的として調査した。調査期間は2018年12月~2020年5月。対象妊婦56名のうち、760nm波長にピークの有る特異的な相対拡散反射スペクトルがみられた妊婦は26名(46.4%)であった。
【令和2年】
Pronto7の後継機種であるProntoの信頼性を検証した。COVID-19の影響より研究協力施設で妊婦を対象にデータ収集ができなかったため、梅村(課題番号:19K24180 代表)を含む共同研究者とプレコンセプションケアの視点から女子大学生232名を対象に調査を行った。調査期間は2020年7~9月。調査方法は定期健康診査の採血時に研究者がPronto測定を実施した。その結果、相対拡散反射スペクトルにおけるピーク有99名(42.7%)であった。SpHb値とHb値の相関係数はr=0.489、ピーク有r=0.611、ピーク無r=0.371と全体、両群において相関がみられた。結論として、ピーク有の割合(42.7%)は本研究の令和元年度の妊婦データの46.4%とほぼ同様であり、ピークの有無は妊婦特有ではない可能性が示唆された。また、SpHb値とHb値に相関がみられ、Pronto7と同様にProntoを扱うことは可能であることが検証された。
【令和3~4年】
COVID-19感染予防対策を強化した研究方法を再検討した。そこで、妊婦の貧血に対する意識と経皮的ヘモグロビン自己測定の効果と負担感を明らかにすることを目的に、妊娠中期以降の妊婦4名を対象に測定機器を貸出して妊娠36週前後を目途に返却するまで自宅で気になったときに自己測定するよう依頼した。調査は2023年2月より開始し、2023年7月に終了予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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