妊婦の血液濃度の特異的な相対拡散反射スペクトルによる経皮的ヘモグロビン測定機器Pronto-7(マシモジャパン社)のアルゴリズム補正式を作成する必要性は見出せなかった。しかし、サンプルサイズを増やした再検証が必要である。 自宅で身近に非侵襲的/経皮的ヘモグロビン値の測定ができる環境下で妊婦は1回/週以上測定していた。休みの日に測定することが多く、時間があるときに測定するという自主的な行動がみられ、貧血への意識が高められることが予測された。これより、産科外来に機器を設置することにより、待ち時間を利用して、妊婦が自ら測定をして貧血チェックするシステム構築が可能であると示唆し、今後の課題となった。
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