本研究の学術的意義は、国際移動を行う日本人看護師を対象とした初めての調査であり、移動の意思決定に関する一般モデル(De Jong, 2000)およびEdgar H. Schein(2006)によるキャリアアンカー(Career Anchors)を用いた、初めての日本人看護師対象の研究であることである。本研究の社会的意義は、日本人看護師が日本に戻って働きたいと思える環境づくりに貢献すること、さらに今後迎え入れる外国人看護師なども含め、グローバル化に対応できる優秀な人材確保のために多様な選択肢の必要性を提案することである。
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