研究成果の概要 |
地域在住高齢者において、教育歴が低い群では希望する最期の場所が「わからない」と回答する割合が高かった。また高低所得層では、その話し合いをしていない割合が高かった。一方で、地域への愛着や助け合いなどの地域とのつながりを強く感じている人ほど自宅で最期を迎えたいと希望する傾向があった (Ishikawa, 2021)。また75歳以上でかかりつけ医がいる場合には、最期を迎えたい場所を人と話し合う機会を持つ機会が多い傾向にあった(Moriki, 2021)。さらに話し合いの割合の所得階層間の差は、かかりつけ医がある場合に小さくなる傾向が観察された。
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