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2018 年度 実績報告書

救急患者の効率的なデータ収集と臨床研究応用のためのシステム開発

研究課題

研究課題/領域番号 18H06395
配分区分補助金
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

松山 匡  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (50829025)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード救急医療 / ビッグデータ / 疫学
研究実績の概要

本研究では研究代表者が中心となって、「電子カルテのコード化」と「データの抽出・蓄積を効率よく行うシステムの開発」を行い、「救急受診患者の網羅的なデータベース作成」を行うことによって、救急受診患者の実態調査及び救急診療の向上のための臨床研究へとつなげることを目的とする。
研究初年度となる平成30年度には、フォーマット作成と登録開始を目標とした。
救急受診患者の基礎情報を収集するために使用するカルテのフォーマットと必須記載項目(来院方法、来院時バイタルサイン、既往歴、生活歴など)の選定を行い、研究協力者と協議を重ね、当初の目的であった救急カルテのフォーマットを作成した。そして、実際に患者登録を行い、修正を繰り返した後に本登録を開始することができた。これにより必要情報を適宜取り出し、病名や検査所見と紐付けることが可能となった。
これにより、研究対象の疾病においてその各患者基本情報(既往歴、ADL、内服薬など)、初期バイタルや治療経過、転記といった情報収集を含むデータベースの構築が可能である。次年度は時間依存性の高い緊急疾患(例えば心肺停止、心筋梗塞、外傷)を対象に行った検査や治療を時系列データを伴って記載するフォーマットを作成し、同様に複数回の試行を経て、本登録を行い、すでに完成した患者基礎情報と紐付けることにより、詳細な基本情報、時系列データを伴った救急外来で診療情報、その後のデータと来院から退院(外来帰宅)まで一貫したデータを作成することが可能である

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定としていた、フォーマット完成・データ登録開始できているため。

今後の研究の推進方策

次年度には治療介入時間と予後が判明している病態(心停止など)を対象として時間情報を含むデータベース構築のための新たな別フォーマットを作成予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 救急医こそ疫学データを提供し地域貢献するべきである2018

    • 著者名/発表者名
      松山 匡
    • 学会等名
      日本救急医学会総会

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公開日: 2019-12-27  

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