医療従事者370名を対象とし、医学部の卒前教育で学んできた方がよいと考えらえる研究倫理の教育項目やその修得時期についてWeb調査した。その結果、卒前教育で重視される教育項目の上位を把握することができた。また、日本の医学部の研究倫理教育担当者を対象に、医学部における研究倫理教育の現状を把握するための質問紙調査を行った。その結果、有効回答数は20と少なかったものの、研究倫理教育のゴール、教育項目や教育対象学年や教育手法を把握することができた。研究倫理教育のための人材・教材のニーズや学生のモチベーションの低さなどの課題も把握することができた。 一方、研究の倫理的感受性尺度は完成に至らなかった。
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