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2020 年度 研究成果報告書

ヒト健康保菌者の薬剤耐性菌リザーバーとしての実態を解明する

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21486
補助金の研究課題番号 18H06407 (2018)
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金 (2019)
補助金 (2018)
審査区分 0908:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関酪農学園大学 (2020)
地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 (2018-2019)

研究代表者

福田 昭  酪農学園大学, 獣医学群, 助教 (90827320)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2021-03-31
キーワード耐性菌 / モニタリング / リザーバー / 健康保菌 / セファリスポリン / キノロン / 耐性遺伝子 / コリスチン
研究成果の概要

市中におけるヒトの薬剤耐性菌の拡散状況については一部の抗菌薬における断続的な調査のみに留まっている。本研究では、健康保菌者における薬剤耐性菌の保有実態を明らかにするため、2013から2019年に分離されたヒト健常者由来大腸菌の薬剤感受性を測定した。
各抗菌薬への耐性割合は、セファロスポリン系で5%未満、フルオロキノロン系で10%程度であった。日本の病院内の患者由来株の薬剤耐性サーベイランス(JANIS)と比較し、本研究の健常者における耐性割合は低率であった。一方で、2013-2019年においてセファロスポリン系、キノロン系抗菌薬に対する耐性割合は増加傾向にあり、JANISと同様の傾向が見られた。

自由記述の分野

耐性菌

研究成果の学術的意義や社会的意義

長期間のサーベンランスにより市中の健常者における耐性菌のトレンド・現状を明らかにすることが出来た。耐性菌による感染症が問題となっている病院内よりも耐性菌の保有割合は低率であるが、医療上重要な抗菌薬に対する耐性割合が増加傾向にあり、病院由来株と同様の傾向が観察されたことからヒト社会での耐性菌の循環・維持の可能性が示唆された。

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公開日: 2022-01-27  

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