研究課題/領域番号 |
19K21487
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配分区分 | 基金 |
研究機関 | 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所 |
研究代表者 |
山崎 朋美 地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所, 衛生化学部, 研究員 (30827275)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ELISA / サンドイッチELISA / ミオグロビン / 豚肉 / モノクローナル抗体 / イムノセンサ / 表面プラズモン共鳴 |
研究実績の概要 |
本年度は、主に以下の2点について研究を進めた。いずれも、一斉分析法であるイムノセンサ開発の基礎となる重要な課題である。 ①昨年度構築した豚ミオグロビンに対するモノクローナル抗体を用いた豚肉測定用のサンドイッチELISAの高感度化を行った。HRP標識抗体の濃度が感度に大きく影響した。また、高濃度の牛ミオグロビンに反応(交差反応)が見られたため、これを低減させる反応条件を検討した。ブロッキング剤、及び、抗原反応時の緩衝液中の界面活性剤の組成が交差反応性に大きく影響した。改善した条件により、豚肉中のミオグロビン量を測定した結果、HPLCによる測定値と高い相関性を示した。 ②鶏肉測定用のサンドイッチELISA構築に向けて、鶏の筋肉タンパク質に対するモノクローナル抗体の調製を行った。得られた抗体はIgMであり、サンドイッチELISAには適さなかった。そこで再度、抗原を調製し、モノクローナル抗体の作製を行った結果、IgGが得られた。今後は、得られたモノクローナル抗体(IgG)を用いて、サンドイッチELISAの構築を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初計画していたイムノセンサへの展開まで進められなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
①豚肉測定用のサンドイッチELISAについて、論文投稿を念頭におき、再現性の確認、実用性の評価を行う。 ②得られた鶏筋肉タンパク質に対するモノクローナル抗体を用いて鶏肉測定用のサンドイッチELISAの構築を行い、その中で本抗体の特性を調べる。 ③作製したモノクローナル抗体を使用し、イムノセンサの構築に取組む。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初計画していたイムノセンサの構築を先送りにしたため。次年度、イムノセンサの構築に必要なセンサチップの購入等に使用する。
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