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2018 年度 実績報告書

変形性膝関節症患者の骨格筋変性に関連する因子の解明に向けた縦断研究

研究課題

研究課題/領域番号 18H06416
配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

谷口 匡史  京都大学, 医学研究科, 助教 (00827701)

研究期間 (年度) 2018-08-24 – 2020-03-31
キーワード変形性膝関節症 / 骨格筋変性 / 歩行特性 / 身体活動
研究実績の概要

変形性膝関節症(膝OA)患者における歩行特性と内側広筋の筋変性の関連を明らかにすることを目的(課題1)として、7年間の縦断変化を調査する計画であった。平成30年度内に当初予定の8割の対象者を募集し終えている。今後、引き続き、残りの対象者についても測定の計画を立てており、おおむね計画通り、順調に調査が進行している。すでに測定を終えている対象者では、超音波法による筋量・質評価のほか、三次元動作解析装置による歩行中の運動学的・力学的評価、膝関節状態、運動機能の測定を完了している。現在、過去7 年間の内側広筋における筋変性の程度と三次元動作解析による歩行特性との関連を分析中であり、これらの因果関係を明確にする予定である。
また、膝OA患者の身体活動量・強度が内側広筋の筋変性の進行に関連するかを明らかにすることを目的(課題2)として前向きコホート研究を展開する計画であった。この研究では、新規対象者50名を募集予定としていた。予定通り、膝OA患者50名の募集を終了し、超音波法による筋量・質評価のほか、身体活動量および強度、膝関節状態、運動機能の評価を終えている。当初の予定通り、平成30年度に計画していた対象者の募集・測定はすべて完了しており、順調に進んでいる。現在、縦断変化を調査するため、フォローアップ中である。今後、フォローアップ後の測定を順次、開始する予定であり、身体活動量・強度と筋変性の関連について明らかにしていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画通り、対象者の募集・計測を終えているため。

今後の研究の推進方策

課題1では、追加測定を行うと同時に、分析を開始する。課題2では、平成30年度に測定を行った対象者の追跡調査を平成31年度に実施する予定である。これらの研究の進捗状況を踏まえ、膝OA患者の骨格筋変性に影響するバイオマーカーの探索を検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 変形性膝関節症における大腿四頭筋機能低下に関するエビデンスと今後の展望2019

    • 著者名/発表者名
      谷口匡史
    • 雑誌名

      運動器リハビリテーション

      巻: 30 ページ: 1-6

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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