本年度は,新型コロナウイルス感染拡大の影響により研究打ち合わせや本研究の成果を発表する予定であった国際会議が延期されたことにより,研究期間を延長したものである. 延長された国際会議はオンライン開催されたため,特徴量に関する事前知識による非線形生成モデルの正則化の方法など(前年度の成果)について議論を深めた. また追加の研究として,事前知識をもとに特定の安定性をもった力学系の機械学習モデル(深層ニューラルネットワークによるものなど)を構築する方法を提案した.この方法は,センサデータなどの時系列データを事前知識を正確に反映して解析するための基本的な道具として重要である.この成果は査読付き国際会議論文等として発表した.
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