研究成果の概要 |
本研究では、二次元ガスクロマトグラフ-高分解能飛行時間型質量分析計 (GCxGC-HRToFMS) 及びガスクロマトグラフ-高分解能二重収束型質量分析計 (GC-HRMS) を駆使した分析手法を確立し、広島湾の二枚貝と堆積物に残留する有機ハロゲン化合物 (OHCs) のノンターゲット/ターゲットスクリーニングを実施した。測定・解析の結果、残留性有機汚染物質 (POPs) など既知のOHCsに加え、未知のミックスハロゲン化合物 (C9H6Br3ClO, C9H5Br4ClO, C9H4Br5ClO) が沿岸域に遍在し、POPsと同等の高い生物蓄積性を示すことが明らかとなった。
|