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2021 年度 研究成果報告書

高齢前立腺がん患者のQOLを維持する、個別化医療を基にした新規分子標的薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K21599
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 超高齢社会研究
研究機関愛知医科大学 (2021)
愛知県がんセンター(研究所) (2019-2020)

研究代表者

曽我 倫久人  愛知医科大学, 公私立大学の部局等, 客員研究員 (60332714)

研究分担者 猪子 誠人  愛知医科大学, 医学部, 講師 (30393127)
研究期間 (年度) 2019-06-28 – 2022-03-31
キーワード前立腺癌 / 超高齢社会 / 持続可能社会 / がん生物学 / 細胞生物学 / 上皮幹細胞 / 分子標的薬 / 精密医療
研究成果の概要

社会の高齢化とともに前立腺がんが急増しているが、現在は画一的な治療が行われているため医療のミスマッチによるQOLの低下が潜在している。今後急増する高齢前立腺がん患者が社会と共生するには、個別化医療に適した新規分子標的薬の開発を通じた効率的なQOLの維持・向上が社会課題でもある。
このため、泌尿器がんを専門とする代表者は分担研究者(猪子誠人)らと共同し、個々人の前立腺がんの個性を体外で見つける新しいシステムとして、針生検検体からのフィーダーフリー安定細胞培養法を阻害剤を用いて確立した。これをもとに高精度のマルチオミックスDry解析とシームレスなWet細胞評価系の創出、症例の層別化を試みた。

自由記述の分野

泌尿器科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として、(1)研究終了までにおよそ40症例の前立腺生検検体を回収・凍結保存した。その中には生検の診断基準であるグリソングレードのすべての悪性度を含むことができた。(2)また安定細胞培養のマルチオミックス解析やWet細胞解析からは、癌としてのバリデーションだけでなく、新規な分子・パスウェイ特性も示された。(3)さらに、固定サンプルでは難しいシームレスなWet検証との接続の可能性も、生細胞ゆえの細胞生物学的実験結果によって示された。これらのことから、本培養システムは、新規分子標的薬スクリーニングの層別化評価系として今後の開発と共に期待が持てると考えられた。

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公開日: 2023-01-30  

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