本研究は実施期間がコロナ禍と重なったため、計画内容を変更して実施することになったが、当初想定されていなかった他の複数の研究プロジェクトとの連携により、さまざまな相乗効果が生まれた。一つは、芸術文化活動が社会包摂につながるために必要な条件やプロセスを整理し、それをハンドブックという形で出版したこと(日本語・英語)。もう一つは、イギリスの芸術人文学評議会(AHRC)の "The Cultural Value Project" の成果報告書を翻訳出版し、この本の内容をもとに日本への応用可能性を考えるオンライン公開研究会(全5回)を実施したことである。
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