研究課題/領域番号 |
19K21619
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
神崎 宣次 南山大学, 国際教養学部, 教授 (50422910)
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研究分担者 |
太田 和彦 総合地球環境学研究所, 研究部, 助教 (50782299)
斉藤 了文 関西大学, 社会学部, 教授 (60195998)
篭橋 一輝 南山大学, 国際教養学部, 准教授 (60645927)
鈴木 晃志郎 富山大学, 学術研究部人文科学系, 准教授 (90448655)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2021-03-31
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キーワード | 都市 / 交通 / 食農 / 地理情報 / 地理情報 / ウェルビーイング |
研究実績の概要 |
今年度はCOVID-19の影響を受け学会発表や研究ミーティングの開催にかなりの制約を受けたが、個々の研究では着実な実績が積み重ねられた。 神崎と太田は都市における食の問題を含む食農倫理学の研究に重点を置いた。この二名でアジア太平洋地域食農倫理会議(APSAFE2020) をオーガナイズし、会議の持続可能な基盤の形成に関わり、海外の研究者とのこの分野での今後の研究連携のための基盤づくりを行った。また、この報告書作成の時点ではレポジトリへの掲載の手続が進んでいないため未公開であるが、食農分野などの超学際的研究および実践のための手引きも、この二名を含む三名の編著として作成した。斉藤は本科研と科研費基盤研究(C)「身体の変容をめぐる技術哲学的考察」との合同で開催した研究会「人工物の劣化を考える」において報告を行った。鈴木はCOVID-19下における地理情報および観光に関する成果を公表した。篭橋はウェルビーイングと消費の関係に関する研究成果を公表している。 研究計画に関して比較的影響が生じたのは、これらの個別の研究を都市の問題という観点から統合するという点においてである。そのため研究期間の延長を申請することも検討したが、現在の研究グループを拡充したかたちで後続の研究計画を昨年秋に申請していること、今後の研究のための海外の研究者との協力関係の構築を果したこと、そして本研究は挑戦的研究(萌芽)であることを考慮すれば現時点でも行うべきことは完了したといえるという理由から、延長申請は行わないことにした。
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